マザー・カルメルの正体と消えた理由~ビッグ・マム(リンリン)に食われたのか、食われていないのか結論【ワンピース051】

みなし子売りが正体のマザーカルメルは行方不明、どこへ行った?。
コミック86巻・リンリンの誕生日にマザー・カルメルと子供達はどうして消えたのか?
シュトロイゼンが黒幕。

63年前、ビッグ・マム=リンリンの6歳の誕生日。セムラというスイーツを食いまくるリンリンの前から、マザー・カルメルや孤児達が全員消えてしまうという出来事があった。マザー・カルメル達が消えた理由に対し、リンリンに食われた説と、食われていない説とが真っ二つに割れている。

そこで当チャンネルでは、そのバランスを崩すべく、強い根拠で結論を出してみる。
否定の根拠と肯定の根拠を交えて語るので、どちら寄りかを把握すると理解が深まろう。

たとえマムが巨人だとしても、人食い、しかも子供達まで食うという表現は難しいという思考がある。(食ってない)
しかしながら、進撃の巨人という少年漫画では、巨人による人食いシーンをバッチリと表現している。(食った)

リンリンは、もう二度とカルメルや子供達に会っていない。(食った)

そしてカルメルが持っていたソルソルの実の能力はリンリンに受け継がれた。
ただ、相手を食えば悪魔の実の能力が移るという表現は特に存在していない。しかしながら、呪いで能力を継承することはあり得る。(食った)

リンリンは机までかじったことを認識していて、もし人間を食おうとしていたら、すぐに分かるはずだ。
また、血などが飛び散ったら、リンリンの服が血で汚れてしまうし、本人も後で気づけるはず。(食ってない)

食った派と、食ってないない派、それぞれの主張が拮抗し、これでは食われたのか食われていないのか判別が付かない。

ここでキーとなる人物が登場する。
ククククの実の能力者、シュトロイゼンだ。黒い服に黒い帽子のおっさん(当時)で、「あらゆる物を食材に変える能力」だ。人間も食材に変えることができる。現代では総料理長(爺さん)となっている。

リンリンはセムラというスイーツを食っていた。シュトロイゼンは人間をセムラそのものに変えることができるのか、それともセムラの材料となる食材に変えて、調理は別なのか。いずれにしても、人間を材料としたセムラをリンリンの前に置けばリンリンは食ってしまうことになる。

お菓子になった人間ならば、人間を食う表現をしてもいいのだろうか?

ここでお菓子になった人間を食う前例となる作品を語る。

ドラゴンボールはワンピースと同じ雑誌に掲載されていて、魔人ブウという敵キャラ(後に味方に)は、人間をお菓子に変えて食べてしまう能力を持っていた。となると、人間を直接、食べる表現は避けるにしても、お菓子になってしまえば、バリバリ食い放題という前例があることになる。

元が人間のお菓子食いシーンはテレビアニメでも放映された。あくまで敵はお菓子を食うだけなので残酷なシーンから切り離れて成立するのだ。肉状のなにかを食ってはいけないが、お菓子ならばありなのだ。リンリンがお菓子を食っている描写はしっかりされている。カルメル達の服が残っているが、中身だけお菓子に変われば成立する。

誕生日のリンリンの目撃者には巨人(エルバフの戦士)がいて、青ざめて走って逃げている。そして、リンリンは名前を口にするのも、はばかられる程に巨人から嫌悪される。この表現がある以上、食材に変えた男本人が食ったというケースも消える。

ここまで語ると結論が出る。カルメルと子供達はシュトロイゼンにお菓子にされて、リンリンに食われてしまったのだ。シュトロイゼンは、リンリンと共にビッグ・マム海賊団を築き上げるのだ。現役のメンバーでもある。

リンリンが食っている時に悲鳴が聞こえることから、人がお菓子にされても意識があり、声を出せると考えられる。ビッグ・マムのいる島に散らばるお菓子達も、声を出すことができることからも連想できる。

魔人ブウという前例がある以上、「作者が残酷な表現をするはずがない」という思考が原因で主張しても無力と言える。

食われていない派の意見として、子供達のキャラクターがシッカリしているという思想もあるが、カルメルというシッカリしたキャラクターも食われているのだから、キャラクターがシッカリしていることは食われていない証拠としては弱い。一部の子供が逃げたとしても、他の人間が食われたことには変わらない。

結論だが、マザー・カルメルと子供達はお菓子にされ、リンリンに食われてしまったとなる。

マザー・カルメルの正体について少し語る。
カルメルに改まった正体があるわけではなく、86巻のリンリンの回想でおおかた語り尽くされたと考える。
要するに、みなし子売りが正体だ。
ババァキャラのミス・バッキンだとか、ニョン婆だとかは全てデマ。

ルフィの婆ちゃんという説もあるが、差し当たり1人目の婆ちゃんは、「ルフィの母ルージュ」の母であるリンリンだ。もう1人の祖母となると、ロジャーの母親ということになるが、カルメルは63年前に80歳なので、ロジャーと血縁があったとしても、祖母辺りの年代となり、少なくともルフィの婆ちゃんではない。カルメルとルフィとの血縁を否定するわけではなく、ガープやロジャーの先祖の可能性は、今後の証拠次第といえる。

そもそも現地に訪れていたシュトロイゼンがカルメルをお菓子にした理由だが、暗殺目的で訪れていたのではあるまいか。当時の黒服が暗殺者のイメージに沿っている。
カルメルが政府に高圧的だったことが理由なのか、引退しようとしていた心境がバレたことが理由なのかは不明にせよ。

動画へのリンク

コメント

  1. 悲鳴っていうのは引きのコマ(海から島を写した絵)のあああああ…ってやつですか?
    あの悲鳴は歓声(前の方のコマでのわああああ!)のものだと思っていました…。
    もしこのコマの歓声(悲鳴)の事だとしたら…。
    確かにコマが変わっているのに「あああああ…」のみが書かれている違和感にこの記事を読んで気付きました…。
    やはりリンリンに食われたのでしょうかね…?
    食っている最中であれば、ククククの能力でセムラに変えても気付かなそうですな。
    詳しい事が知りたい…!!

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  2. シュトロイゼンがお菓子にして喰わせたと言うよりクロカンブッシュに夢中になって辺り構わずなにもかも食いつくしたというのが本当のところだろう。

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    1. 作者はもちろん「人までも食ってしまった事」を本来は表現したいでしょうが、作品としては血などが飛び散っていないので、菓子にされたと考えています。

      ウソップの故郷村にいる少年の言う「人喰いババア」がビッグ・マムです。「人喰いババア」がワンピース初期に設定があったことが理解できれば、お菓子にされたかどうかは、特に追求する必要はないです。人を食ったような性格だったナミがビッグ・マムの娘とか、そっち方面の理解の方がワンピースの謎に対してピントが合っています。

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