シャンクスが腕を食われて失った理由【証明】~瞬間移動・悪魔の実の能力でルフィが食われる寸前に飛び出した~ワンピースの矛盾【ワンピース075】

ワンピース最大の矛盾と言われる、シャンクスが近海の主(海王類:魚みたいな怪物)腕を食われた出来事。
瞬間移動の能力と、決して泳いでいないシャンクスを証明。

コミック1巻・1話、アニメでは4話で、ルフィの少年時代が描かれる。

溺れるルフィを助けるためにシャンクスが現れ、海王類に腕を食われて失うシーンは、ワンピース最大の矛盾とも言われている。

作者の言い訳では、「インパクト出すためだ」とSBSに書いてあるのだが、その説明は腕を食われるシーンを作者が設定した理由であって、物語上の矛盾の説明ではない。

では、シャンクスはどうして腕を失ったのか?
その理由は考えるまでもなく、ルフィを助けるためには最低でも腕を失う必要があるギリギリの状況だったからだ。

どこがおかしいのかというと、10年後にはシャンクスは四皇と呼ばれる強大な海賊になっていたからだ。そんなに強い男が、どうして17歳のルフィがあっさり倒せるような海王類に腕を奪われたのかなのだ。

単純に、12年前当時のシャンクスが弱かったからだで説明ができるのだが、なぜか最大の矛盾とされ、説得力のない説明が、はびこっている印象を受けた。

当チャンネルでは、シャンクスは悪魔の実の能力者だから、海では自由が利かず、腕を失ってしまったとしている。そして、今回、論理を発展させ、能力者である証明の域にもってゆきたい。

シャンクスは非能力者だと信じたい人は、否定の根拠を出してくる。
そこで、その否定の根拠を却下する形で、シャンクスが能力者だということを示したい。

シャンクスが能力者ではないという根拠として、
●海に浮いているから
とある。ここで、アニメの4話・後半を見ることを、強くお奨めしたい。信じない人は自分で検証してもらいたいわけだ。なお、当チャンネルを支持してくださる人は、特に検証しなくても、当ムービーの話だけで大丈夫だ。

アニメを見ると一目瞭然。ルフィを抱きかかえるシャンクスは、波に漂う状態ではなく、足場が下にあるように、体が固定されている。つまり、シャンクスは海面に浮いていたのではなく、何かの上に立っていたのだ。

シャンクスは沖合にある浅瀬に立っていただけで、決して立ち泳ぎしていたわけではないのだ。「海に浮いている」というのは、コミックでしか検証していない人による誤解なのだ。

アニメでは上空からのシーンで、浅瀬らしき光の当たり方をしている部分が目立ち、シャンクスとルフィはそこにいる。そして、彼らの体は波に揺られてもいない(波の影響で体が小刻みに浮き沈みしない)。

シャンクスが非能力者だという根拠として、他に
●海に飛び出したから
とある。

しかし、シャンクスはどうやって、いきなり海にいたのだろう? シャンクスが使ったはずの船やボートみたいなのは、どこに消えたのだろう?

ここでも、ルフィ救出シーンをよーく見てもらいたい。コミックの1話でも大丈夫だ。
シャンクスは突然現れている。船も無しにいきなりだ。つまり、瞬間移動して、ルフィを助け、すぐさま近くの浅瀬に飛んだのだ。能力者だからこそ、自分の弱点を把握し、ルフィの所へ飛んで、すぐに浅瀬に立つ必要があったのだ。

もし、非能力者ならば、助ける直前にでもシャンクスが必死に泳ぐシーンが描かれていていいはず。ボートがあってもいい。コミックでは無理でもアニメではシーンを描けばいい。そうなのだ、アニメでもシャンクスが船や泳ぎを披露するシーンが存在しない。瞬間移動の能力者だからだ。(時間停止はデマ。停止しても海は越えられないし、船団を運べない。)

そもそも、すでに食われかかっているルフィを泳ぎながら助けることは無理。海面からジャンプなんて人間にはできない。

一方、シャンクスが能力者の場合、ルフィを見捨てるのだろうか? そうではなく、ルフィを助けたかったシャンクスは、能力者であっても、お構い無しに海へ移動したのだ。それこそ、本物の男ではないか。また、能力者だからこそ、ルフィを助けることに成功した。沖合にいるルフィを船も無しに、泳ぐことすらなしに、どうやって助けることができようか?

頂上戦争では、シャンクスは海賊団を引き連れて、マリンフォードに突然現れている。船団を引き連れているので、船団ごと突然現れる能力だとしたら、覚醒した能力といえよう。悪魔の実の能力というのは、覚醒という概念があるのだ。(クロコダイルやドフラミンゴが語っている)

腕を失った12年前当時は、覚醒前で、自分自身とルフィくらいしか移動できなかったのだろう。いや、ルフィを救った後は、能力で移動していないのかも知れない。あくまで浅瀬の海面に向けて着水しただけだ。

ルフィを救うには、海王類を撃退するだけでなく、その後にシャンクス自身も無事でいる必要がある。腕は失ったが足場がないのではまずいので、浅瀬で足場のある海面に着水した。その後は、覇王色の覇気か何かで海王類を追い払った。

腕を失う前にシャンクスが覇気で海王類を追い払わなかった理由だが、瞬間移動前だったからだ。陸上で離れていた、そんな遠くからでは覇気は通用しない。やはり能力の根拠だ。

岸に飛べばいいはずだが、能力を使ったばかりだし、ルフィがいたので無理だったのだろう。すでに海水に触れた状態とも解釈できる。作者としては、次にいきなり岸にジャンプでは、シャンクスの能力がバレてしまうので、沖合の浅瀬に立たせたというわけだ。浅瀬に待機しつつ、仲間が来るのを待てばいい。

それから、アニメの視聴で判明することがある。ルフィは既に悪魔の実の能力者だが、あっぷあっぷと溺れていて、なかなか沈んでいない。1分は持っていたはずだ。要するに、泳げないというだけで、即刻、沈むわけではないのだ。もちろん、後々の表現では、身動き取れずに沈むのだが、足が着かない深い場所ばかりだ。

仮に矛盾があるとすれば、ルフィがなかなか沈まないことであって、シャンクスの腕が食われたことではない。

シャンクスに矛盾があるとすれば、腕を食われたことではなく、沖合に突然現れたことだ。その矛盾を解く「瞬間移動能力者」が決め手なのだ。

屈強なシャンクスが腕を食われてしまったという、ワンピースの矛盾として必ず出てくるような話を消せるならば、シャンクスが瞬間移動の能力者という話は、矛盾の内に入らない。もちろん、大きく素早くジャンプする能力でもいいが、当ムービーのポイントはシャンクスが悪魔の実の能力者だという主張だ。

特別アニメ番組(エピソードオブ ルフィ~ハンドアイランドの冒険より~)で、海中でシャンクスがルフィを抱えているシーンでは、すでにシャンクスの足が着く岸辺に移動してからのやりとりだった。まだ海中ではあるものの岸に近く、完全に足は着いている。

いずれにしても、シャンクスは立ち泳ぎではなく、底に足を着いている。

確かにコミックでは沖合に見え、岸辺だとか浅瀬の存在なんて分からない。しかし、アニメではバッチリと足が着いているし、波にも揺られていない。ある意味、コミックの矛盾をアニメでは解決しているのだ。なぜ、矛盾をなくさねばならないのか? その答えこそが「シャンクスが能力者だから」という結論になる。能力者ならば、沖合の海中で浮けるわけがないので、浅瀬をアニメでは表現する必要があったのだ。非能力者ならば、特別アニメでも沖合の深い場所を表現すればいいのだ。

シャンクスが非能力者だと考える主張では、シャンクスの腕についてどう解説するかを記す。
ルフィが海賊になりたいと言ったので、シャンクスは自分の身を削ってまで海の過酷さを教えた……のように語られる。

シャンクスの件で受けている説に、「わざと失った説」なんてあるが却下。
わざと失った説の根拠として

シャンクスは白ひげとの会合(45巻)で、「どんな敵にくれてやったんだ その左腕」と問われ、「”新しい時代”に 懸けて来た・・・」と返した。

腕を失ったことによる「海の過酷さ」「己の非力さ」をシャンクスは示した。
「安いもんだ 腕の一本くらい・・・無事でよかった」
シャンクスのその一言から、ルフィは「シャンクスという男の偉大さ」を知った。
そして「こんな男にいつかなりたい」と思い、海賊王を目指した。幼いルフィにとって多大な影響を与えたのだ。

シャンクスはルフィのために左腕を差し出した。つまり、わざと近海の主に左腕を食べさせた、新しい時代のために腕一本を懸ける価値があると考えたのだ……という主張だ。

しかし、能力者という場合でも、この能書きは成立する。
シャンクスが能力者で、腕を失う覚悟で助けたとしても、以上のことは成立するのだ。

シャンクスが腕を失ってまで、瞬間移動してルフィを救い、「新しい時代に懸けた」という話で通用する。
あたかも非能力者がわざと失った時にだけ教訓の話が成立すると思わせる言葉のトリックが通用している現状なのだ。

わざと失ったという話を支持するにしても、能力者ということは否定できない。能力を持ちつつわざと失うことだって可能なのだ。

「海の怖さをルフィに叩き込むために、わざと食わせた。もちろん能力者じゃないよ」という論があるので、それを無効としたい。「シャンクスが能力者」と「教訓をルフィに」は独立している(関係しない)のだ。

シャンクスが非能力者という話の方が好まれることは、当チャンネル管理人も知っている。しかし、ルフィに教訓を示したというもっともらしい言葉を付けて、あたかもシャンクスが非能力者だと印象付ける誘導は認められない。シャンクスが能力者だからこそ、能力者としての危険をルフィに示したのだ。

当チャンネルでは、
腕を失う可能性はシャンクスも認識していたが、ルフィを救うために能力で飛び出した
という思考だ。もちろん、その後にルフィは海の怖さを認識し、シャンクスに絶対的な信頼を置くことになる。
改めて語ると、シャンクスが能力者だからこそ、能力者としてのリスクをルフィに教訓として示したのだ。

序盤でいきなり瞬間移動の能力者がいるのかよ、という気持ちは、当チャンネルにもある。
しかし、実際に判明するのは先の予定だったろうし、作者がシャンクスの能力を隠そうとしている以上、特に矛盾は無い。ちなみに、フーシャ村の酒場のマキノの所にも瞬間移動して、子作りしていたのだろう。作者により、マキノの子という表明はされている。茶毛の赤子を抱えるマキノは嬉しそうで、望んだ男性の子だと分かる(マキノの笑顔により、サボやその他の男が父親という説は崩れる)。1話のマキノは、シャンクスに思いを寄せている印象を読み取れる。

ポイントを纏める。

●シャンクスは船も無しに突然現れている
●時間に余裕のあるアニメでも、助ける前に泳ぐシーンが存在しない
●海面には波があるのに、シャンクス達の体が動いていない(足場がある証)
=泳げなくても、立つだけならば平気
●アニメでは上空から浅瀬がクッキリ
●陸にいたからこそ、覇気は届かなかった

シャンクスが突然現れていることを考えると、瞬間移動能力。シャンクスの腕が食われた理由は、瞬間移動能力を使っても、腕を奪われることは覚悟せねばならなかったが故の怪我。シャンクスが腕を捨てないと助けられないと判断したからであって、わざと食わせたわけではない。

1つ残念なのは、当チャンネルができたのは最近だ。
一方、シャンクスの腕の件は20年近く、穴だらけの説が通用してきた。言葉の旨い考察者が、巧みに「非能力者説」を広めていたようなモノだ。

もし、当ムービーの話こそ、ワンピースファンが最初に聞いた話ならば、それに納得し、他の説は一切、受け付けていないはずだ。

言い換えると、多くの人は既に「シャンクスは非能力者で、ルフィの教訓のため」のような、偽りを信じていることになり、当チャンネルの話でも目が覚めないかも知れない。

大半の人は、当ムービーの話に納得しただろうが、当説を受け入れられない人に、改めてアドバイス。アニメの4話後半を見てから、再考をどうぞ。特別アニメ番組(エピソードオブ ルフィ~ハンドアイランドの冒険より~)もお奨め。

当チャンネルでも
「シャンクスは非能力者で、ルフィに教訓を伝えた」
とでも語っておけば、高評価が増えるのだろうが、当チャンネルは嘘はつきたくない。
シャンクスが能力者だという証拠だらけなのに目を瞑って、綺麗事を並べたくないのだ。

さて、シャンクスが腕を食われた理由のまとめだが、海ではシャンクス程の実力者でさえ腕を食われてしまうのだと、悪魔の実の能力者の危険性をルフィに示した、見事なシーンなのだ。ルフィはすでに能力者なのだ。能力者でもない男が、海の危険性を示しても説得力が無いではないか。能力者だからこそ、教訓になるのだ。

結論としては「シャンクスは瞬間移動の能力者で、ルフィに悪魔の実の能力者として海に出ることの教訓を伝えた」となる。

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