次男シャーロット・カタクリの秘密~年齢は50歳?! 40歳だと勘違いする原因判明【ワンピース092】

ネットにはビッグ・マムの次男カタクリの年齢を40歳前後だと思考して迷走する場合がある。その原因が判明した。当チャンネルではカタクリは50歳近いと考察している。

ネットではマムの次男カタクリが人気だ。ユーザーはカタクリに関して好き放題語っている。
ベルセルクという漫画の主人公ガッツに似ている(モデル確定)とかに関しては、当チャンネル管理人は、どうでも良かった。たとえ事実でも、カタクリの紹介ページに記すようなことではないにせよ。

そんな時、「おやっ?」と思う内容があった。それはカタクリの年齢を40歳前後だと記した部分だった。10男のクラッカーが30歳代後半というのは、10男という離れた場所なので、そういう考察をすることにまだ理解できるが、カタクリが40歳前後というのは理解不能だった。

マムの年齢は68歳で、85人の子供を産んでいる。そんなマムの次男が40歳だとすると、28歳の時に次男を産んでいる事になる。当然、長男のペロスペローもリンリンが27歳とかに産んだと思っているのだろう。85人も産む割りには、初出産が遅過ぎないだろうか? そして原因が判明した。作者による次の文章だ。

【作者】85巻SBS(読者コーナー)
ビッグ・マムは現在68歳で約42年間、毎年子供を産み続けましたが、子供の数は85人、双子や3つ子はざらにいます。一番多いのは18歳の兄弟姉妹、男女5人ずつの10つ子です!!

この文章を「42年前から(26歳から)産み続けているんだ」だと解釈している人がいて、その人がカタクリの年齢を考察していることが、「カタクリは40歳前後」という混迷の原因だった。

「産み続けました」とあるよう過去形だ。「産み続けています」ならば、現役で出産している。
作者は「若い時から」と修飾語を入れるか「ここ何年は産んでいません」と補足を入れるか、せめて「産み続けていました」と語るべき。
「ビッグ・マムは現在68歳です。そして、約42年間、毎年子供を産み続けました」と区切るのも良かった。

「現在68歳で」という出産開始時期を誤解するような文があり、確かに「42年前に出産開始」と誤解する人がいても不思議ではなかった。ただ、現在でも産んでいるという話をしたいのならば、「現在までの約42年間、毎年子供を産み続けます」という言葉になるはずだ。そうでない以上は、「42年間は若い頃から産み終わるまでで、ここ何年も産んでいない」と解釈すべきなのだ。また、文章だけでなく、通念(常識)と照らし合わせる必要がある。

68歳のビッグ・マムとされるが、63年前に6歳の誕生日を迎えている。つまり、68.9歳程度という意味。

「現在68歳で約42年間、毎年子供を産み続けました」
に対して、現在までの42年間と解釈する場合、成立するのは、
「27歳から現在の68歳まで、毎年子供を産み続けました」
となるが、27歳に出産を開始して、68歳でも産んでいるというのは、通念ではおかしいのだ。やはり、42年間というのは、もっと若い頃からの42年間となる。

「約42年間、毎年子供を産み続けました」の部分だけが産んだ期間の考察に有効で、「現在」という部分は、産んだ期間(産み始め)とは無関係だと気づかねばならない。現在という言葉は、年齢に対してであって、42年間に対してではない。

同じ理屈で、
「現在68歳で3年間、毎年子供を産み続けました」
を考察しよう。たとえアニメキャラでも、66歳から68歳の現在まで3年間産んだと考えるのは、明らかにおかしい。若い頃に3年間、産んだ時期があったという意味にしかならない。

作者の言葉に対して、ネットを見ると大抵は「現在までの42年間」のように、誤って解釈していた。マムを化け物だと意識しすぎ?
反面、冴える一部の人は、「ハタチ頃から42年間、つまり62歳頃になる頃まで産み続けていた」と解釈していた。というのは、まさか68歳のマムが、つい最近赤子を産んだばかりなんてことは母体の負担を考慮するとあり得ないからだ。また、85人も産んだのだから、できるだけ若い42年間、つまり、初出産はハタチ前も想定できるわけだ。子供がたくさんいる女を考察する場合、通念で考えれば、27歳が初めて出産のわけがない。「27歳が初出産で、その後、42年間、子供を85人も産んだ物凄い女」というのは、明確に表現されない限りは成立しないのだ。

リンリンは家族(政略結婚)が戦略なのだから、できるだけ早い時期に出産開始すべき。

日本の法律では16歳から結婚できるので、少年誌の裏設定にそれがあっても、特別に問題ではない。人魚しらほし姫は16歳で求婚されているので、ワンピース内に前例がある。
プリン(サンジの婚約者)は16歳くらいだと考える人が多く、当チャンネルでも16歳だと推定している。となれば、マムが16歳で初出産でも成立する。クレーム団体とかに指摘されても、人間を超えた巨体の女だし、総料理長シュトロイゼンと結婚していたのでセーフだと逃れることが出来る。しらほしやプリンにしても、人魚や三ツ目の女なんだから、人間の16歳娘とは違うとかわすことが出来る。プリンが三ツ目な理由は、年齢を指摘されても、人間じゃないんだからと逃げ道を作れることが理由だ。

リンリンの初出産の年齢を伏せておけば、裏設定ではリンリンの体の準備が出来次第、もちろん何歳でもOKだ。
健全な範囲に収めるとして、18歳ならば、もちろん結婚もできるし、条例にも引っ掛からない。18歳で初出産だとして、長男または長女は50歳ということになる。長男と同じ年に次男が生まれれば、カタクリも50歳だ。

無事にカタクリの年齢は50歳~48歳程度だと結論を出せた。40歳という説は、「42年前からリンリンは産み始めたので、次男だと40歳だろう」という、過去形や修飾の範囲を見落とした迷走だったのだ。

一方、16男のモスカートはマムに40年の寿命を奪われて死去した(83巻・829話)。男性の寿命が80歳だとして、40年間の寿命を奪われて寿命が尽きる年齢と言えば40歳だ。モスカートはおっさん臭い顔だけど、30歳なんだと信じたい人がいるとして、「42年前から産み続けた」という誤解が原因では受け入れられない。

16男のモスカートが40歳超だとして、10男クラッカーも45歳超で問題ない。5~9男は五つ子なので、次男カタクリとの年齢が4歳程度でも成立するのだ。

末娘と考察できるアナナだが、言葉がかなりハッキリしており、7歳くらいだと考察した。

「料理長が包丁を貸してくれないのよ。ぬいぐるみを切りたいのに」
語彙が豊かで包丁のスキルも持っていて、6歳でも問題ないくらい。
「りょーりちょーが、ほーちょーを……」
ではないのだ。

確かにアナナは体が小さいが、マムの血が人魚である以上、小さい魚の遺伝子が出れば、体は小さくなる。普通に身長がチビでもいいし。その場合は、10歳という状況さえ考察の範囲だ。

初登場時の少女コアラ(魚人フィッシャータイガーの船にいた)を覚えているだろうか? 彼女は7歳くらいだったのだろうか? いやいや11歳だ。尾田氏は少女の姿を幼く描く傾向にある証拠だ。

さて、当チャンネルがカタクリや10男クラッカーの年齢にこだわる理由だが、ペローナを長男ペロスペローの娘だと考えているからだ。ペローナはなんと25歳。その父親が42歳では17歳しか違わない。不可能ではないが、17歳の男子が作中で子供を作れるなら、ますますビッグ・マムは若い内に出産を開始すべきだ。ペロスが17歳で子作りしているのに、偉大なマムが27歳から出産開始では馬鹿げている。ペロスペローは50歳前後で、25歳の娘が自然となる。

ちなみに、ペロスペローの父親は総料理長シュトロイゼン(笑い方と鼻の高さが根拠)。リンリンが6歳の時からから共にいた。27歳までシュトロイゼンはなにをやっていたのだろう? 18歳の時点で冷静でいられなくなったはずだ。28歳のリンリンは痩せた美人で、18歳の時も痩せていたとして、美少女リンリンを見たシュトロイゼンは……。

基本的にワンピースでは、「このキャラ、見た目より年齢が小さい(オッサン臭い、オバサン臭い)」はほぼ無く(黒ひげくらい)、「このキャラ、こんなに年齢がある」ばかりだ。差し当たりペローナは25歳だし、ハンコックは31歳、シャクヤクに至っては、若く見積もっても58歳(42年前に海賊辞めた)。ドクトリーヌくれはは特別だが141歳だ。モスカートがオッサンの見た目なら、素直にオッサンだと思えばいい。

それから、11男に光月一家のおでん様が位置しないといけないからだ。8歳のモモの助の父ならば、別に45歳である必要は無く、28歳とかでもいけそうな気がする。なんせマムの息子には、空きがたくさんあるからだ。しかし、当チャンネルでは、モモの助の年齢を26歳くらいだと考察している。

その根拠は、8歳のくせに女の身体に反応しすぎで、ニヤケ具合も8歳の男子の反応ではないと判断したからだ。また、24年前に処刑されたロジャーと会っていることから、26歳くらいでないと記憶に残すことができない。
モモの助が26歳くらいだとして、その父のおでんは45歳はなければならない。数字は分かりやすいよう具体的にしているが、2歳程度の誤差は許容してもらいたい。ここで、クラッカーが36歳だとか、カタクリが39歳なんて話になると、「おでんはマムの息子 & モモの助は26歳説」が破綻してしまうのだ。逆に言えば、クラッカーの年齢を読者に誤解させられれば、「おでんはマムの息子」または「モモの助は26歳説」のどちらかの考察を外すことが確定してしまい、真の設定には到達できず、作者としては都合がいい。

更には、当チャンネルでは実は、次女にニコ・オルビアを想定している。オルビアが生きていれば48歳だとして、30歳のロビンの母親でありつつつ、マムの娘が成立するからだ。オル+ビアで金色のビールの意味になり、ビールケーキ(お菓子)の材料だ。

まあ、オルビアや、おでんとモモの助の件は置いておいても、元々、28歳のマムが次男出産だなんて遅れた出産のわけがないので、カタクリの年齢は49歳前後だということは揺らがない。

まとめとして、メタ推理を語る。10男クラッカーは最初はオジンの姿で登場した。作者の頭の中では、クラッカーは46歳だとか思っていたからだ。しかし、読者の誤誘導のために若い姿を出現させた。クラッカーを30歳代だと信じさせる事に成功すれば、アラフォーの既出男性キャラクター(例えばアイスバーグやマルコ)が実はマムの息子だという連想を断ち切ることができるからだ。

だが、16男モスカートのオッサン臭さは、もう消すことが出来ない。マムの息子の年齢に関して、モスカートが重要な証拠となるのだ。また、クラッカーの姿が変わったこと自体が、マムの息子の年齢にトリックを仕掛けている証拠だと言える。

追記……長男長女の年齢が42歳だと勘違いすると、ルフィの祖母がビッグマムという考察すら成立しにくくなる。もちろん、マムの次女~ 7女は空いているので、その位置にルフィの母親を想定できればセーフだが。それから、ビッグ・マムの娘としてジュエリー・ボニーを認める人は、それなりに存在する。当チャンネルでも、マムの娘だと証明している。当チャンネルでは、更にバルトロメオがボニーの息子だと語っている。バルトロメオは24歳なので、仮にビッグマムの次女がボニーだとしても、ボニーが40歳では24歳の母親が成立しにくくなる。つまり、なにもかも、きわどくなってしまうのだ。

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