考察1では「シャッキー」「クロコダイル」「オルビア」を
考察2では「マキノ」「ベルメール」「イワンコフ」を却下した。
考察3では「シャッキー」を再度却下した。
今回の考察4では「ジュエリー・ボニー」「カーリー・ダダン」「ビッグマム(シャーロット・リンリン)」を語る。
母親候補として、強い主張が存在する3人なのだ。
大食らいとか海賊・山賊のヘッドであることで、ルフィの母親にふさわしく、ダダンは山賊ながらも実際にルフィを育てているという実績があるのだ。
この女達にはルフィとの近親臭がし、母親だと考える説があるのは納得だ。
当チャンネルでは母親ではなく、親戚という結論になる。
1.カーリー・ダダン
作者・尾田氏は「ルフィの母親は美しくなくてパーマをかけている中年女性」とアメリカのインタビューで答えたそうだ。
元々の構想(美しくなくてパーマ)は、育ての母親であるダダンに、充分に活用されたという解釈とする。よって、「美しくなくてパーマをかけている」が本当の母親に当てはまる必要は無い。
ダダンは母親にしては、ルフィを迷惑者扱いし過ぎている。しかしながら、最低限の面倒を見ていることから、全くの他人ではなく、親戚という線は成立する。
すると、ダダンは実の母親ではないのだ。あくまで育ての母親で、近親臭がするとなれば、伯母辺りがピッタリマッチする。
また、近年の作者は「母というのは冒険とは反対だから(描きたくないです)」のような発言をしている。
正確には
『僕は、冒険を描きたいんです。少年は、母親から離れるから冒険が出来る。冒険の対義語は、母親ですから』
となると、ダダンが実の母親だとすると、「描きたくない」という主張が成立しない。もう描いているのだから。
ただ、「母親を描かない」という話でもなく、「親子関係はハッキリさせるけれど、深く関わることはありません」程度の意味にも解釈できる。
「母親なんて描きたくない」という意味があったとしても、母親の解説がなされないという意味とは限らない。もう死んでいるので、今後、ルフィと関わるシーンは無いという表現でも成立する。なお、ルフィのオバであるダダンと関わったとしても、母親ではないので問題ない。
ちなみに、ダダン(Dadan)からDを取ると、エース(A)とアン(AN)が残る。そう、ルージュがロジャーに言われて、子供達に付けるよう言われた名だ。ダダンの名前は「女の子ならアン、男の子ならエース」の次のページに登場する(56巻・551話)。
ダダンとエースには、出会う前から強い関係があるのだ。血縁と言えよう。
ダダンはエースの死で、ガープには激怒して棍棒で殴りかかる(60巻・590話)。
ガープに頭が上がらないはずのダダンが、家族に介入する態度に出る理由は、ダダン自体にエースとの血縁があるからだ。
また、ガープはダダンに仕返しをしないとなれば、ダダンそのものがエースやガープ達の家族なので、行動に納得したわけだ。
ルフィを育てた実績や、育てる道理が存在するダダンではあるものの、本人同士があまり似ておらず、ルフィを見捨てようとしたりする所を考えると、実の母親ではない。
2.ジュエリー・ボニー
右目の下のモンキーバナナが特徴。大食らいに、モンキーバナナに、破天荒な性格……人物像ではまさしくルフィの母親と言えるので、支持する人も多い。しかも身長はルフィと同じく174cm。
更には本人には年齢を変えられる能力があり、キャラクター設定でも「推定22歳」と年齢が特定されていない。要するに、見た目22歳という意味だ。
ルフィを産める世代の可能性を高めるのだ。
クロコダイルを元女だと信じる人はいるだろうか。しかし、設定では、変更後の性別「男」が記される。同様に、年齢も変更後が公式設定になる。ボニー本人とルフィは公式年齢と実際年齢が異なる代表キャラクターだ。
一旦、変わってしまった年齢は固定なので、ボニーやルフィが海廊石の影響を受けても戻ったりはしない。例えば、炎の能力でやけどした人がいて、海楼石をはめたからといって、治るわけがないのと同じ理屈だ。
また、大股開きの女として描かれ、これは出産経験のある女性の象徴だ。作者は誰かの母親である事を表現しているわけだ。
しかし、ルフィの事をあまり知る様子がなく、大バカ助と突き放した呼び方。しかも、会ったらぶっ潰すと、たとえ親戚であっても自由にさせてくれる様子は無い。まるで会ったこともない相手へ言い方だ。
ボニーの台詞に、ルフィの活躍に対し、「同期としては嬉しいね」とある事は、別に母親でない決定的証拠にはならない。母としては嬉しくないけれど、同期としては嬉しいのかも知れないのだから。
また、同期以外に関係があるからこその言葉だ。
ちなみに、エースと双子というのはハズレ。誕生日が違う。また、推定22歳という、本当は中年という正体を隠す表現がある。海軍に追われる身なのに、若返っているからこそ、海賊を続けられていた。(その後、黒ひげにやられて海軍に捕まった。)
エースとボニーの関係は、独立したムービーをアップしてあるので、そのムービーをどうぞ。母親と息子というのが結論だ。
更には、ドラゴンとエースとは父親と息子という独立ムービーもアップ済みだ。
ドラゴンのシリアスな所と、ボニーの破天荒な所を併せ持つエースは彼らの子供なのだ。
エースもルフィもガープの家族として扱われるので、エースもルフィもガープの孫。となれば、ルフィの母親とボニーは姉妹になる。
とういうわけで、ボニーはルフィの親戚(オバ)ではあるが、母親ではないのだ。
3.シャーロット・リンリン(ビッグマム)
父とされるドラゴンが海賊でない以上、母親が女海賊だという話が基盤になっている。夫が43人いるので、その中にドラゴンもいるはずだという話だ。大食らいで、飢えると精神がおかしくなる所もルフィと似ている。
作者の想定していた美しくないという所にも合致する。しかし、マムは中年ではなく、老人の域だ。ダダンの項目でも語ったようマムが健在である以上、「母親なんて描きたくない」に矛盾する。むしろ。これからルフィがお世話になりそうなのがマムだ。
また、ドラゴンがルフィの父親だという台詞は、当チャンネルでは「作者が物語を面白くするためにガープに言わせた嘘」だと扱っている。
ここでジュエリー・ボニーに注目してもらいたい。ジュエリーというのは宝石と考えられがちだが、ゼリーのことだと判断した。
ボニーにはリンリンと次の共通項がある。
・髪の色がピンク
・口紅のハートマークがマムと共通
・口紅のハートマークがマムの娘達と共通
・度を過ぎた大食らい
・言葉遣いとガラが悪い
・億超えの女海賊
・名前のジェリー(ゼリー)とシャーロットがスイーツ系
ルフィのオバであるボニーの母親がリンリンなのだ。
つまりは、ルフィの祖母となる。ルフィの母親ではないが、なんと祖母が見つかってしまったのだ。近親臭は正解だった。
というわけで、ダダン、ボニー、リンリン、いずれも近親臭が存在するので、母の候補として気になる人がいることは納得だ。そして、オバや祖母という配置で綺麗に纏まるのだ。
なお、名探偵コナンや金田一少年の事件簿じゃないんだから、ルフィの母親特定がそう難しいわけがない。
コナンや金田一には、証言の嘘など偽証トリックがある事が常識だ。
ガープの「父の名はドラゴンじゃ」という偽証のトリックさえ見抜ければ、ルフィの父親がロジャーという発想になる。父がロジャーとなれば、もう母親は特定したようなものなのだ。
ロジャーの息子はエースという名が付いたことになっているが、ルージュの出産シーンはルフィの父親を考察する上で、物凄く強いヒントになった。それが何かと言うと、ロジャーはルフィの祖父ではなく、父の可能性を示してくれたのだ。
20と数年前、ロジャーには年齢の大きな子供がいたのではなく、ルージュ相手に子供が誕生した。要はロジャーは若い女好きだったので、20と数年後の現在、二十歳前後の人間にロジャーの息子が隠れているという大きなヒントを得たのだ。
そもそも能力で赤子が腹の中に長くいたならば、その能力で赤子と同じ人物であるルフィの年齢を3~4吸い取っても成立する。つまり、ルフィは腹の中にいるときと、少年時代との2回に渡って年齢を操作されたのだ。
ルフィの母親のムービーは、再生数が少なく、あまり興味が無いのだと知った。
ただ、他のムービーに散々「ルージュが母親だ」と埋め込んでいるので、目的は達成していると考えている。
ストレートに「ルフィの母親が確定、ポートガス・D・ルージュ」というムービーも作るかも知れない。
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