各話の間に読者の質問に答えたりするコーナーだ。
下ネタが登場することもあり、ジョークの意味合いが強い。
ちなみに、尾田氏の師匠には徳広正也氏という人がいて、度を過ぎて下品な漫画家でその筋では有名。
徳広氏の作品には感動シーンも一応あるのだが。
さて、82巻のSBSコーナー・64ページには、老人キャラクターの年齢が語られている。
レイリー(78) ※海賊王ロジャーの右腕
ロジャー(77)
ガープ(78)
センゴク(79) ※メガネの元元帥
おつる(76) ※海軍婆
82巻の時点なので、2年後の物語の時代となる。
この中で、ロジャーだけはこの世の人間ではない。
他と年齢を比較しやすいよう、生きていた場合の年齢というのが通説だ。
ちなみに、白ひげは作中で享年74歳と記される。
ロジャーの年齢は、あくまでオマケコーナーで僅か2行のスペースで語られており、「享年」とか「死んだ時」という文字は存在しない。
読者……シルバーズ・レイリーの歳を教えてください。
作者……レイリーは78歳です。ついでに言うと、ロジャー(77) ガープ(78) センゴク(79) おつる(76)です。
ロジャーが処刑されているとなれば、生きていた場合の年齢ということになる。
ついでに語られたとはいえ、「生きていたら」と解釈してもらう前提で77歳にしたのだろう。
しかしながら、ロジャーの生死について誤解を生みそうな表記と言える。
ロジャーが生きている証拠と捉える人もいる。
ただ、先が読めない所がワンピースの面白さの一つなのに、こんな所でロジャーが生きているという裏設定を簡単に語るとは考えにくい。
次は作者が近年語った言葉。
『僕は、冒険を描きたいんです。少年は、母親から離れるから冒険が出来る。冒険の対義語は、母親ですから』
ルフィの母親に関して、かたくなに発言を拒む作者だ。
ロジャーが生きている証拠を出してしまうというのは、考えにくいのだ。
そもそも、ジョークコーナーなのだし。
「ロジャーは生きてますか?」「ルフィの母親は誰ですか?」というのを掲載しないのはなぜだろう?
そう考えると、SBSで重要な情報が簡単に出てくるとは考えられない。
読者の質問回答なんて、ハッキリ言って、差し障りのないことだからこそ掲載される。
これからの展開というのは、企業秘密の域なのだ。
2年後の世界で77歳となれば、処刑された24年くらい前では53歳前後となる。
56歳ならゴムゴムの実である証拠が増えたのに残念だ。
20歳代のルージュが愛人となれば、若い女好きは確定した。
物語はどうなるかわからないのだから、本件のロジャーの年齢で死んでいない展開も可能にはなっている。
しかしながら、第1巻の1ページ目で、ロジャーの処刑によって大海賊時代になったというのに、実は生きていましたでは納得できまい。
ロジャーには「俺は死なねえぜ」という台詞もあるが、ロジャーには不治の病があった(52巻・506話)
自分の死期を予感しており、あくまで「俺の意志は受け継がれる」程度の意味だと解釈している。また、記憶を何かのアイテムに残して、半永久的に残るという展開もあり得る。
ロジャーが復活するという噂もあるが、53歳で処刑された人間が復活したとしても、それは53歳だ。
77歳とあれば、むしろ復活の可能性を狭めることにもなっている。
結論だが、77歳というのは、他の老人キャラクターと年齢の比較をしやすくするために表記した程度で、生きている証拠でもないし、実年齢が77歳というわけでもないと考えている。
ロジャーが生きているのかについては、改めてムービーにする。
未来の人間とコンタクトしたというのが、当チャンネルの説となる。
モモの助(竜に変身)がロジャーと会った記憶を持っていたり、「俺は死なねえ」と未来に意志が受け継がれていることを確信して自首したロジャーを考えると、そういうことになるのだ。
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