ルフィの母親はジュエリー・ボニー……ではない、ボニーの正体はルフィのオバ、ルージュとは別人【ワンピース046】

ルフィの母親に関し、以前に当チャンネルで
ルフィの母親考察3~ルフィの母親はシャッキーではない【ワンピース007】
を語り、シャッキーはあり得ないという話をした。
考察には1~4があり、あり得ない人物を次々と語った。4ではジュエリー・ボニーが母親ではないという話を実施しているが、他のキャラクターの解説と1つのムービーにしたので、今回はジュエリー・ボニー単独でテーマとする。

ルフィの母親考察として、依然として強い論調は、「ルフィの母親はジュエリー・ボニーだ」という説だ。

当チャンネル管理人が、まだルフィの母親について自分で考えたことがない時期、ルフィの母親について語る説を読んでいた。その時はジュエリー・ボニーという説に最も説得力があると考えた。根拠としては、次のようなものがあり、根拠そのものを却下することは難しいのだ。明らかに近親の表現や誰かの母親としての表現ばかりだからだ。

1.とにかく大食らいで食い方が似ている
2.チビッ子化する所がソックリ
3.身長が174cmで同じ
4.破天荒な性格が近い
5.顔のバナナっぽい装飾でモンキー繋がり
6.ボニーの方はルフィに結構注目
7.仲間のトラファルガー・ローよりもルフィの近くにボニーが描かれている(80巻・801話)
8.大股開きをし、誰かの母親であることを示唆
9.作者が語った実在海賊モデルのアン・ボニーは出産している
10.子供に化けることができる、自分の年齢を操作できる(本人の見た目の年齢は信用できない)
11.育ての母親・ダダンと側近男の顔がそっくり

8.大股開きをし、誰かの母親であることを示唆している
について補足すると、女性が出産時には分娩室で大股を開くことから、出産経験のある女性の表現に対し、「大股を開く」を実施することが通念。つまり、ボニーは誰かの母親だという表現なのだ。

なお、当チャンネルが、ボニーとルフィに関して似ている箇所を増やしている。多くの論者は証拠が11もなく、せいぜいその半分で母親だと確信している。

確かに11個も証拠があれば、母親フラグとして強力のように思える。しかし、11個の証拠はルフィの親戚の証拠にこそなれ、ルフィの母親である証拠そのものではないのだ。身長174cmというのは母親の証拠として挙げたとしても、残りは「血縁の証拠」や「出産経験の証拠」にしかならないのだ。

ボニーにはルフィの活躍に対し、「同期としちゃ嬉しいね」という台詞がある。(79巻・793話)
同期以外にも関係がある台詞だが、母親ではこの台詞は成立しにくい。「親戚としては恥ずかしいけれど、同期としちゃ嬉しいね」という使い方はあったとする。しかし、親戚の部分が母親というのは、急激に成立が難しくなるわけだ。母という関係は強すぎるので、同期という言葉を到底使えない。しかしながら、親戚ならば、同期という言葉を使っても成立するのだ。

次にルフィについて「大バカ助」と表現する。
もちろん、母親として息子に対して馬鹿扱いするケースはあるが、該当のシーンでは、相手を知らないからこその馬鹿呼ばわりだ。

あんのバカ助(ゾロ)の一味の船長は大バカ助だったか(52巻・504話)

少なくとも青年(17歳)になったルフィと、ボニーには接触が無い。
ボニーはゾロのことは知っているが、ルフィのことは知らない様子だ。仮に、ルフィが息子だったら、生んだ後にずっと会っていなくても、ゾロ(バカ助)を基準にルフィ(大バカ助)を語ったりはしない。

ルフィを知らない人はルフィを悪く言う傾向にあり、ルフィを知る者は褒める傾向にある。
ちなみに、知らぬ者はけなし、知る者は褒めるという状況はロジャーにも当てはまる。

次に、物語上で2年前の話をする。

ボニーが登場したのは、シャッキー(シャクヤク)が登場した51巻・498話。
シャッキーは40年前に海賊をやめたと語っており、レイリーの相棒というのを考えると、60代だ。
息子のシャンクスが37歳なので、丁度、その前に海賊を辞めたわけだ。
シャクヤクという花があり、辞めた海賊団は九蛇海賊団で、シャッキーは海賊女帝だった。レイリーへの恋わずらいにより引退した。

シャッキーは見た目よりもずっと実年齢のあるキャラクターだ。見た目は30代後半なのに60歳超。
そういうキャラクターの前例を作ったわけだ。

ボニーは見た目が22歳でも、実年齢は見た目からは想像できない。シャッキーという前例で見た目≠年齢の補強とした。しかも、ボニーは年齢操作の能力を持っている。正確には任意に年齢を操作するのではなく、誰かの寿命を誰かに移し替える能力だ。結果的に、一方は年を取り、一方は若返る。
そして、自分自身にもその能力を使える。

なお、一旦、寿命を移動したら、その年齢は固定される。仮に年齢が変わった人に海楼石をはめたとしても、元に戻ったりしない。

その根拠だが、悪魔の実の能力で傷付いた人がいるとする。海楼石をはめたら、その傷は回復するだろうか? そんなわけがない。つまり、能力によって新たに寿命が定められた者が、海楼石によって戻ることはない。

他の面からも説明できる。例えば、30歳の2人がいるとして、一方が50歳、もう一方が10歳にされたとする。
海楼石で50歳の人が30歳に戻ると仮定しても、10歳の人がなにもしないのに30歳に戻るという状況は考えにくい。つまり、仮定が誤りだ。

なお、本人がマグマとか動物に変化するとか、その手の変化は、海楼石によって戻るケースだ。

さて、ここまでを一旦まとめると、「近親フラグ」と「誰かの母親フラグ」は確かに、ボニーに対して成立する。
そして、次の話をすれば、ルフィの近親ながらも母親ではないことが確定する。

ボニーが誰かを生んでいるとして、いったい誰の母親なのかという話を進めよう。

エースの母親がボニーである証拠を挙げる。
既出ムービーよりも、またまた証拠数が増えたのでどうぞ。

1.エースとボニーの初登場シーンがレストランでの大食らい
 (18巻・158話)と(51巻・498話)
2.屋根の上など高い所から語りかける
 (45巻・440話)と(52巻・507話)
3.食い逃げ常習犯
4.ボニーはエースの処刑予告で驚いた(51巻・501話)
5.ボニーはエースがロジャーの息子だと発表された後、大泣きした(処刑前・58巻・565話)
6.ボニーはエースの死の後、決起して出発した(59巻・581話)
7.エースを殺した赤犬に対して激怒(61巻・595話)
8.エースの方はボニーに対して全く想いが無い(恋人や姉ではない)
9.南の海出身
10.黒ひげが天敵
11.ボニーは大股開きで出産経験を表現(誰かの母親)
12.モデルのアン・ボニーは出産経験あり
13.ボニーの母親はビッグマム(ソバカスや大食らいの遺伝が子にも現れる)
14.年齢変化の能力を持ち、設定年齢は推定

14個あるが、当チャンネルでは数が半分くらいしかない時点で、ボニーをエースの母親だと確定させていた。

7の「姉ではない」という部分だが、そのことをテーマとしたムービーは、当チャンネルにアップ済みなので今回は省略とする。ボニーはエースの母親で、ルフィのおばさんという話ならば、ボニーがエースの心配をしつつ、ルフィと似た所が見つかり、ボニーとエースとに似た所が多い説明として最適なのだ。

他にも、「モデルとなったアン・ボニーのアンの部分がボニーに該当するので、エースの姉妹だ」のような説もあるが、アン部分はダダンの一部であって、ボニーのことではない。また、アン・ボニーは出産経験があるという設定なので、見た目よりもずっと年増(としま)なのだ。(アンの話も既出ムービーで解説済み)

ボニーは赤犬達・海軍に捕まっても、「絶対に許さないからな」と、自分が処刑される事は念頭になく、チャンスはまだまだあることを主張する。(61巻・595話)

ちなみに、ボニーが捕まった理由だが、黒ヒゲが原因でエースが捕らえられ、更には死亡したので黒ヒゲに挑むも、返り討ちに遭ったと考察している。

ボニーは投獄や処刑対象ではなく、政府に利用される立場だ。もちろん、寿命を操作する(移動させる)能力が政府にとって重要なのだ。

当チャンネルでは、ロジャーの息子を産んだルージュが、寿命を移動させる能力者だと語った。しかし、ルージュが発揮したのは、自分の寿命を60年使って、相手を60週(1年2ヶ月)若返らせる能力だった。その能力によって、ルージュは自分の腹に20ヶ月、赤子を抱えることができた。言わば、効率が悪いのだ。

しかし、ボニーは違う。誰かの寿命1年奪うことに対して、誰かに1年の寿命を提供できる。しかも、自分以外の人間同士で、その移動を可能とする。抜群の適性を持っているわけだ。

ちなみに、当チャンネル管理人は、ある超能力の漫画を読んだことがあり、その漫画には兄妹間で若さと老いを移動させる能力者達がいた。そのシーンが頭にあるので、ジュエリー・ボニーの能力に対し、「若さと老いを自在に操る」という解釈ではなく、「移動させる能力だ」とすぐに分かった。

それから、ビッグ・マムが寿命を操る能力者というのは判明している。ルージュは寿命を提供する能力、ボニーは寿命を移動させる能力……要するに、親戚なのだ。ビッグマムには39人も娘達がいて、空欄が目立っている。その中にルージュやボニーがいると確信している。マムの子供達には、スイーツ(お菓子)の名前が付けられることは読者の皆が理解している。

プラリーヌ・ルージュ……フランスのお菓子
ジェリー・フルーツ・ボニー……ウクライナ(旧ソ連)のゼリービーンズ

プラリーヌの英語はプラリネで、プラリネはビッグ・マムの29番目の娘だ。

ルージュとボニーが姉妹で、ビッグ・マムの娘だと判明する。父親は誰か? これは既出ムービーで語っているがガープだ。

ガープがエースという孫と、ルフィという孫を入れ替えた。ルージュの本当の息子であるルフィと、本当はボニーの息子であるエースを赤子の時期にチェンジさせたわけだ。

ルージュは死亡している。もし、死んでいないのならば、赤子が生まれたとき、ガープは大喜びの顔になるはず。しかし、冷や汗に青ざめた顔。ガープほどの男が、単なる人の死で、そこまで落ち込む必要は無く、むしろ娘が死んだときに見せるような顔だ。涙を流したりしなかった理由は、娘であるルージュは元気な男の子を生んだから。ガープに孫が誕生した喜びと、娘の死が混ざった顔が、ガープの顔なのだ。

もう子供を産めないルージュを想い、自分のもう一人の娘・ボニーの子エースと交換したガープだった。
ボニーはぴんぴんしているし、マムの娘となれば子供はこれからも産める。また、赤子を交換することは、エースの処刑に直結するわけではない。海軍ガープの指揮下にでも入れば、問題なく過ごせるのだ。

ちなみに、ルージュが生きていると考える人は、ルージュ=ボニーで、ルフィの母親をボニーと考えたいからという人が中心だ。ただ、ボニーとルージュは人格、口調、髪の色、そばかすなどか異なっており、別人と考えられる。そして、別人と考えることで、ルフィとエースが入れ替わったという、謎の多くが整合する思考に到達できるのだ。

ボニーはエースの母親。そして、ルフィとエースが実の兄弟ではないことは判明している。となれば、ボニーはルフィの母親ではないことが確定する。

話を纏める。
●ルージュとボニーは別人
●ルージュとボニーは姉妹
●ボニーの息子はエース
●ルージュの息子はルフィ
●ルフィとエースは入れ替わった
●ルフィとエースはイトコ

エースの本当の父親については、既出ムービーで語った。モンキー・D・ドラゴンで、ガープの娘婿(むすめむこ)という婿養子(むこようし)ならば、モンキー・Dを名乗れるのだ。

ルフィの母親がボニーではないという話に納得できれば幸いだ。
そして、ルフィの母親の正体も、これで解決したというわけだ。

動画へのリンク

コメント