モンキー・D・ドラゴンの正体・過去はスコッパー・ギャバン(ロジャー海賊団・ナンバー3)、映画ストロングワールド(STRONG WORLD)0巻・0話【ワンピース065】

ドラゴンには、ロジャー海賊団のナンバー3と言われる、スコッパー・ギャバンと同一人物説がある。ドラゴンは以前から顔にタトゥをしていたわけではなく、ギャバンが消息を絶った頃は顔がつんつるてんだった。

主人公がナンバー3の息子だなんて不自然。ギャバン(ドラゴン)はエースの父だと判断。

2009年のワンピース映画(ストロングワールド)の入場者には、0話(0巻)の冊子が配られた。

ワンピース0話では、ゴールド・ロジャーが海賊王と呼ばれる前後のエピソードが描かれている。
ワンピース発見後、ロジャー海賊団は消息を絶ち、愛人のルージュやフードを被ったドラゴン(顔にタトゥー無し)などがコマで描かれる。ちなみに、20年くらい前のマキノは10歳に届かない程度の少女だった。

ロジャー海賊団のメンバーとして、スコッパー・ギャバンという男がいる。
ワンピースを発見した頃のギャバンの容姿だが、黒髪にオールバック、後ろ髪を束ねる長髪だ。サングラスをしている。サングラスは既出キャラクターだと隠すために使われることがある。

スコッパー・ギャバンの若い頃の姿自体は、バギーの回想・第3巻の19話に出ている。武器は斧を使っていた。シルバーズ・レイリーもこの回で姿と台詞だけは登場している。

ワンピース上の現代におけるスコッパー・ギャバンには2つの考え方が成立する。
1.これから登場する

2.既に登場していて活躍している

3つ目として、死んでいるので出番無しなんてオチはないと考えられる。

当チャンネルでは、既に登場していて活躍している状況を採用した。既に活躍しているとすれば、反政府勢力として、台頭していると考えられる。真っ先に思い浮かぶのが、モンキー・D・ドラゴンだ。

0話では、ロジャー海賊団の、その後の皆は描かれるのに、ギャバンだけは出て来なくて、代わりにフードを被ったドラゴンが出ている。ドラゴンは素性が不明で、一方ではスコッパーは消息不明だ。

そもそも革命軍のトップという逸材が、ポッと現れるのはおかしい。ロジャー海賊団にいたギャバンこそがドラゴンでは?

ギャバンは年齢的には、ロジャー(生きていれば78)よりも年下で、シャンクス(39)よりも年上で、ドラゴンの年代に当てはまる。ロジャー海賊団が活動する当時のギャバンは20代だと考察できる。特に3巻の姿は、若く見える。ワンピース到達時には25歳くらいだろうか。

一方、ゴールド・ロジャーが船長で、シルバーズ・レイリーがナンバー2だとすれば、3番手のキャラにカッパーという苗字が含まれると語呂がいい。金銀銅がそろうのだ。
スコッパー・ギャバンというのは、ナンバー3だと考察できるのだ。

ナンバー2はシルバーズ・レイリーだが、シルバーそのものではなく、シルバーズが苗字だ。同様に、最初にスが付くものの、コッパーは銅を思わせる。銅はcupperで発音としてはカパァのようになるが、特に問題は無い。なお、ブロンズというのは青銅(スズとの合金)なので、純粋な銅とは異なる。

ギャバンは現在50歳にはなっていないと思われ、ドラゴンは40歳代なかばくらいで、年齢に関しては特に矛盾は無い。ロジャーやレイリーより、25歳くらい若いことになる。

ドラゴンとギャバンの容姿を比較してみよう。2人共に口幅があり、顎が飛び出ている。鼻が違うように見えるが、横顔には特に違和感は無い。ドラゴンの鼻は低いわけではなく横顔を見る限り標準だ。

髪型は黒髪のオールバックで(ギャバンの時よりは短いものの)長髪というのが共通している。
もう同一人物でしょ。作者が「同一人物です」と明確に言わない限り信じないという人は、当ムービーは見ていないはずということで。また、作者は「黒髪のオールバックを共通させ、一方は目を隠す」という表現を実施しているのだから、同一人物である暗喩なのだ。

性格が違うような気もするが、あれから20年以上経っているし、人格というのは強い出来事があれば変わる。快活風のギャバンが、ワンピースで世界の真実を知って、ドラゴンのようにシリアスになったことは充分あり得る。

スコッパー・ギャバンは顔にタトゥーはないが、ギャバンがいなくなった頃のドラゴンも無いので、むしろ同一人物という方向だ。空島のシャンディアンと関わり顔にタトゥーするようになったか、ドラゴンが元々シャンディアンなのかも知れない。単なるタトゥではなく、空島に見られるダイヤのタトゥーなのだ。ラフテルは空島という説もある(当チャンネルでは未検証)。

ドラゴンは革命軍で海賊ではない。しかし、いずれルフィ達の道とドラゴン達の道は繋がるはず。ギャバンとしてルフィの前に現れるのではなく、革命軍のトップ・ドラゴンとしてルフィの前に現れて支援してくれる方がスマートだ。

ギャバンとドラゴンの能力について考察する。
当チャンネルは支持していないが、ロジャーが風の能力者という説がある。風の能力である根拠は、0話で荒れ狂う天候が起きたことだそうだ。しかし、ロジャーの能力という根拠はない。他の乗組員に、その能力使いがいればいいだけの話。

0話では、ロジャーは荒れ狂う天候に救われたとあるが、乗組員のスコッパーが、その能力者だと考察した。なんと、船の上にスコッパーが見当たらず、ドラゴン(龍)に変身したスコッパーが暴れていた状況だと判断できる。あるいは、風そのものになる能力者か。

一方、ローグタウンで処刑されそうになったルフィが、ドラゴンに助けられるシーンでも天候が荒れ狂った。同じ能力は確実だ、大きな仮説としてはドラゴンはロジャーの船に乗っていたのだ。もちろん、その能力の実を後にドラゴンが食ったという場合も考えられるが、容姿が似ているギャバンとドラゴンは同一人物の方が面白い。
ガープ、ロジャー、レイリーなどは若い頃(10代の姿)が描かれているのに、ドラゴンの少年時代は描かれていない。ギャバンだとすれば、少なくとも20代のギャバンが描かれていることになる(3巻・19話)。

さて、多くのワンピースファンは、ルフィの父をドラゴンだと思い込んでいる。ここで、スコッパー・ギャバンというロジャー海賊団で活躍した男がルフィの父親ならば、ルフィが海賊として活躍することに矛盾がなくなる。「ルフィの父親か母親に有数の海賊がいて欲しい」というイメージは、ギャバンによって満たされるのだ。

ワンピースを見た男ギャバンが革命軍総長になるのは道理だし、そんな立場はワンピースに到達した者しかなれないし、志も発生しない。ドラゴンも世界最悪の犯罪者だが、ロジャーも処刑される前はそういう扱いだった。

ドラゴンはどうして世界政府を倒そうと思ったのだろうか? そりゃ、不満に思っている人は大勢いるだろうが、実行に移すとなれば、政府のとんでもない秘密を知っており、政府を倒すことが皆のためになると確信しているからだ。ワンピースの秘密を知ったことが原因と考えるのは道理だ。

当チャンネルでは、レイリーの息子がシャンクスだと結論を出している。シャンクスの母親はシャクヤクで、名前が非常に近いことと、親同士の年齢やシャンクスが生まれる少し前にシャクヤクが海賊を辞めていることから、そうだと判断した。レイリーとシャンクスの顔付きも近い。信じられない人は、逆に「シャンクスの父母が出ているとすれば誰だろう?」という思考をすればいい。シャンクスの強さや格を考えると、ロジャー海賊団ナンバー2の父と元海賊女帝の母の他には考えられない。

ロジャーやギャバンに子供がいるとして、最も女好きのレイリーに子供がいないことは考えにくく、真っ先に子供を作っているくらいだ。シャンクスは39歳、エースは生きていれば22歳、ルフィは19歳というわけで。

仮にルフィの父をドラゴンだと考えるにしても、ドラゴンがロジャー海賊団にいたとなれば、ルフィが海賊になる理由に納得できるだろう。しかし、そうなると、ナンバー3の息子が主人公で、とっくに死んだエースという男がナンバー1の息子という、おかしな公式になる。

一般的には
ロジャーの息子……エース
レイリーの息子……シャンクス
ギャバンの息子……ルフィ
という考察になってゆこう。

主人公がナンバー3の血を引いていて、主人公を差し置いて、エースがナンバー1の息子ということは考えにくい。主人公を差し置いて、ロジャーの息子がエースはあり得ない。3番手のギャバンの息子はルフィではなく、エースと考えると、序列に納得できる。

人物が入れ替わったと考えるだけで、主人公ルフィがナンバー1の子で、エースというとっくに死んだキャラがナンバー3の子となるわけだ。

ロジャーにはルフィという息子、レイリーにはシャンクスという息子、ギャバンにはエースという息子となれば、主人公やエースの立ち位置は完璧と言える。

ギャバン=ドラゴン説も、ロジャーの息子がルフィと考えることで更に融和する(受け入れることに抵抗がなくなる)のだ。

ちなみに、ドラゴンがガープの実の息子という証拠は作中のどこにもない。ガープが「ルフィの父はドラゴン」と言ったのを勘違いしたガープの配下の海兵が「ドラゴンはガープの息子?」と叫び、それが一人歩きしている状況だ。

物語初期の作者の心境だが、ワンピースは続いたとしても5巻で終了するはずと考えていたそうだ。5巻の時点では、ドラゴンもエースもガープもいない。ルフィの父親はロジャーに決まっていたのだ。

なお、人物が入れ替わったという説(ムービー作成済み)と、ボニーの年齢変更能力でルフィの年齢は整合する(ムービーは作成予定)。当チャンネルを宜しくお願いしたい。

今回はギャバン=ドラゴンを中心に語る。

ドラゴンはその名の通り、ドラゴンに変身する能力者という考察もある。ドラゴンのいる所に、いつも風が吹くので風の能力だと言われているが、ドラゴンになる事で風を起こすという設定で成立するのだ。竜に変身するモモの助というキャラがいるので、ドラゴンに変身する設定で問題ない。

その場合、ドラゴンという名前自体が通り名で、実名は不明なのかも知れない。当チャンネルでは、ガープの娘の夫だと考察している。ガープの娘婿なので、義理の息子となり、取りあえずモンキー・D・ドラゴンと呼んでいるというわけだ。実質は、モンキー・D・ギャバンとなろうか。トラファルガー・ローのように隠し名という考え方もある。

一般的にギャバンというのは、香辛料のブランドだが、作者・尾田氏の年代だと、宇宙刑事ギャバンという特撮を愛好している可能性が高い。ギャバンというのは変身人間(宇宙人)だ。ギャバンがドラゴンに変身する能力を持つならば、そんな所でも共通点が出る。

メタ推理だが、スパイス・ブランドのギャバンには「ニュー・クラウン・エース」という商品がある。もう、エースが息子でいいでしょ。

エースの初登場はアラバスタ編(クロコダイルと対戦)となる18巻だが、見た目に違和感はなかっただろうか? 確かにルフィとは黒髪とか大食いは共通しているのだが、目やソバカスがルフィと違い過ぎ、そもそもなんで兄なんて登場するのか理解不能だった。この時に既に、ルフィがロジャーの息子や孫という噂が大きかったので、兄の登場でルフィが仮にロジャーの子孫だとしても、兄がいるんだからルフィは特別な存在ではないですよという誤誘導が作者の思惑として、あったと言えよう。

苗字はポートガスなのだから、そもそもルフィのモンキーと違う時点で、実の兄ではない考察が可能だったのだ。エースについては既出ムービーを5本くらいアップしている。

当チャンネルに慣れていない人は、ルフィの父をドラゴンだと思ったままでもいい。ガープの息子がスコッパー・ギャバンだとすると、ロジャー海賊団にいたことなり、ガープと何度も死闘を繰り広げたことを考えると、ギャバンが実の息子のわけがない。やはり婿養子で、義理の息子がギャバンとなり、ガープの娘が孫息子の母となるわけだ。

ギャバンの息子が誰であれ、ギャバンとガープとは直接的な血縁ではなく、義理の関係ということを強く念頭に置いてもらいたい。

ドラゴン=ギャバンについてまとめよう。

●革命軍のトップという逸材はロジャー海賊団から出るのが適当
●髪の色や口の幅など、顔付きによると2人は近い
●ドラゴンはギャバン行方不明時にはタトゥーがなかった
●ドラゴンの少年時代の姿が描かれていない
●ロジャー海賊団の何者かの能力とドラゴンの能力が一致

派生する道理としては
●ギャバンがガープの実の息子のワケがないが、婿養子という義理の息子はあり得る

ドラゴン=ギャバンを立体的に捉えられない人は、「ドラゴンの過去が、既に登場しているとしたら誰になるだろう?」のように逆から考える事をお奨めする。当チャンネルのあらゆる説に対して、この方法で実施すると、矛盾がないことが判明するはずだ。

そして、ドラゴン=ギャバンを認めた上で、改めて、ロジャーの息子がエース、ギャバンの息子がルフィという、主人公を端役の息子に誘導されたままでいいのかを検討してもらいたい。

動画へのリンク

コメント