尾田栄一郎「少年マンガなので恋愛は描きません」のもう1つの意味【ワンピース101】

なぜワンピースの作者はキャラクター同士の恋愛を描かないのか?
ナミがルフィに惚れない理由。ナミがサンジに惚れない理由。
実際には、ゾロとペローナ、サイとベビー5など、作中に発生したカップルは存在している。
「少年漫画に恋愛はいらない」とは語っておらずガセ。

作者の尾田栄一郎氏は「少年マンガなので恋愛は描きません」と語った事がある。具体的な書籍は不明だが、書籍を開いたページの写真はネットで見つかるので、ガセ情報ではない。

確かに主人公ルフィを好きなハンコックは片思いだし、サボとコアラなど仲がいい男女はいても、チューしたりはしない。一方、サンジとプリンは、お互いに恋愛感情がある。きっかけが政略結婚かどうかは無関係だ。サイとベビー5は結婚を約束してしまった。

また、恋愛という言葉は、別にカップル成立という意味ではなく、片思いだろうが政略結婚だろうが、異性への異性としての好意があれば、描かれていると解釈できる。

描かないという作者の言葉を守っているカップルもある。ゾロとペローナの恋愛は描かれていないのに、とっくに結婚して子供も作っている。シャンクスとマキノも同様だ。ドフラミンゴとヴィオラは男女関係なのに、コミックの読者コーナーで、作者が渋々明かしたような状況。ロジャーとルージュの恋愛も描かれてはいない。

作者の言葉は、守られているとも言えるし、おかしいとも言える。

しかし、なぜ、作者は「少年マンガなので恋愛は描きません」のような制限を課すような言葉を語ってしまったのだろうか? 状況に応じて、多少の男女の好き好きを入れてもいいはずだ。

週刊少年ジャンプでは、少年向けとは言え、恋愛系のプチエロ作品も同じ雑誌に掲載されているわけだし、「少年マンガなので恋愛は描きません」というのはおかしい。

ワンピースの物語だが、あれだけルフィに世話になっているナミがルフィに男として惚れず、サンジとナミも、一向に結ばれていない。

当チャンネルの愛好者ならば、もう当チャンネルの言いたい事は分かっていると思う。

麦わらの一味は全員が近親で、行く先々の登場人物もことごとく近親者なので、彼らの恋愛を描くことはまずいのだ。

ナミはビッグ・マムの娘。ルフィとウソップとサンジとロビン、ついでにモモの助はビッグ・マムの孫。イトコ同士ならまだしも、ルフィとナミ、サンジとナミという組み合わせは、叔母と甥となり、恋愛を描くわけにはゆかないのだ。

まあ、モモの助は、叔母のナミやイトコと一緒に風呂を入ってニヤケているが、それは恋愛ではない。

ハンコックは片思いにせよ、恋愛に繋がる想いを描いている理由は、ハンコックとルフィに血縁が無いからに過ぎない。

ちなみに、当チャンネルでは、ゾロもビッグ・マムの孫だと考えている。ワノ国のメンバーが出そろうまでは、正確に誰と誰の息子という表現は出来ないが、一例を挙げておく。

1.ビッグマムの若い頃とレイリーの息子が緑牛で、緑牛とワノ国の女の息子がゾロ
2.ビッグマムの若い頃とレイリーの娘がワノ国の女となり、緑牛との息子がゾロ
3.ビッグマムとワノ国の男の娘がゾロの母で、レイリーがゾロの父

サンジに関しては、両親のジャッジやソラが出るまでは、たとえサンジをビッグ・マムの孫だと想定していても、具体的な人物を示せない。同様にゾロも今の情報では特定は無理だが、登場人物が出そろえば当チャンネルならば、特定できるわけだ、もちろん、当チャンネルの愛好者も特定可能になっている頃だ。

ゾロとペローナ、サイとベビー5など、作中に発生したカップルは存在している。ここで、ゾロとペローナが同じくビッグ・マムの孫ならば、イトコ婚ということになる。マムの夫はレイリーとシュトロイゼンで別人なので、ハトコとか親のイトコ程度の血の離れ方となる。日本ではイトコ婚は可能だし、問題ではない。

ちなみに、たしぎ や くいなはマムの娘。ゾロがマムの孫となれば 叔母と甥のカップルなので、成立するはずがなかった。

それから殺し屋ベビー5はベビー★(五芒星)のことで、ベビースターが本名だと考えている。5とか無機質に数字が入るのでジェルマの子供。その話は改めてするとして、ビッグ・マムの娘だ。ベビー5に育ての母親はいるが、元々実の娘ではないので、更に捨てられてしまった。

となると、サイとベビー5には叔母と甥のにおいがする。マムとチンジャオとの間に子供がいるはずで、サイがチンジャオの孫となると、サイとベビー5は近い血縁者だからだ。サボとコアラなんて、姉と弟だ。明かされぬまま、物語は終わってしまうかも知れない。

それから、恋愛というわけではないが、当チャンネルの愛好者だけが分かる作者による男女ギャグがある。
黒ひげはジュエリー・ボニーを捕獲して、女にならないかと誘う(61巻・595話)

当チャンネルでは、ボニーはビッグ・マムの娘だと、強く語っている。推定位置は4女だ。
一方、つい先日、黒ひげティーチもビッグ・マムの息子だと特定できた。ティチ=乳=ミルクなので、マムの息子の名前法則に合致するからだ。ブサイク面や甘い物好きも遺伝している。(詳しい説明は該当ムービーで)

ボニーは寿命を移動する能力者で、姿を偽るために20歳くらい若返っている。つまり、正体はおばさんだ(正体が若い場合、24歳の姿は無意味)。
ティーチは中年である自分の姉に迫ったが、顔を激しく蹴られておしまいというシーンが描かれていることになるからだ。

ボニーは弟の顔面に蹴りを入れるような性格だと言える。
エースがボニーの姉妹だという、ひどいガセ情報もあるが、ボニーに取って一緒に育ってもない兄弟なんて、言い寄ってきたとしても、蹴りを入れる対象でしかないのだ。ただ、自分の産んだ子供ならば、死に直面して泣きを入れる女ではある。エースの母親がボニーなのだ。ルージュとはまた別人となる。この話は、当チャンネルの初期にしつこいくらい語ったので、知りたい人は、過去ムービーをどうぞ。

ボニーがエースの母親ならば、頂上戦争に駆けつけた? いや、頂上戦争にボニーの関係者が誰かいるはずなのに、ボニーが駆けつけていない以上は、誰と関係者でも到着できていない事実しかない。

姉を愛人にしようとして、顔面に蹴りを食らう(笑) その時のティーチはチェリーパイをばくばくと食いまくっていて、ボニーがピザをばくばく食う様子と共通点。

本ムービーのテーマに沿わせると、ボニーが黒ひげの女になれなかった理由は、黒ひげはボニーの弟だからだ。

というわけで、尾田氏が恋愛を描かない理由は、元々主要人物の大半が血縁者だから。読者が望むような主要人物の恋愛関係は、即、近親の恋愛になり、それこそ少年漫画で描くわけにはゆかない状況に追い込まれるからだ。


動画へのリンク

コメント